私は40代の女性です。
宇野昌磨選手がまだ中学1年生だった2010年のアイスショーで、とても小さくてかわいらしい見た目からは想像もつかないほどの抜群のスケーティングや艶のある演技を披露する姿に、ただ者ではないと感じて注目するようになりました。
次々と4回転ジャンプをマスターする天井知らずの才能や、幼い頃から既に自分の世界を構築できていたその演技力が宇野昌磨選手の最大の魅力だと思っています。
ギャップがたまらない!宇野昌磨選手は天然だった
演技中の、少年とは思えない艶のある表情には思わず息を飲んでしまっていたのですが、演技を終えた後やオフアイスでのその顔は別人のようにほわっとしていて、そのギャップもまたたまらなくかわいらしいです。
上位選手が待機する部屋で田中刑事選手の膝に乗っていたり、
表彰式で羽生結弦選手と結婚式の組み方で腕を組んでいたりと、
その天然ぶりをいかんなく発揮する姿は本当に微笑ましいし、不本意な出来が悔しくて涙を流す姿は思わず胸がきゅっとなる…。
ノービス選手だった頃から活躍を見続けているということも手伝って、まるで遠い親戚のような気持ちで見守ってしまいます。
かわいいだけでなく、アスリートとしてのぶれない姿勢も近年は強く感じるようになりました。
すっかり大人の顔になった「かっこいい」昌磨君にもこれからは注目して応援していきたいです。
アイススケーターとして急成長を遂げた宇野昌磨選手
宇野昌磨選手の演技を初めて見た頃、彼はまだノービスの選手でしたが、その頃から既に、今ではすっかり彼の代名詞となったクリムキンイーグルをアイスショーでも披露していて、会場が非常に盛り上がっていたことを覚えています。
そのどこか危険な薫りのする色気は中学生にして
「昌磨君」ではなく「昌磨様」
とお呼びしたくなるほどでした。
ソチオリンピックの代表が決定する一戦でもあった2013年の全日本選手権で、最終グループに残っていた宇野選手の姿も印象深いです。
当時はスケーティングこそ抜群だったものの、正直ジャンプは物足りなく思っていました。
ただ、ジャンプさえ強化できれば間違いなく未来の全日本の覇者に、それどころか世界のトップになれる選手だと、たいへんワクワクしたのを覚えています。
その翌年には4回転ジャンプを跳ぶようになっていた彼の急成長には目を見張りました。
会場を一気に自分の世界へ引き込める選手であり、高難度のジャンプをプログラムに入れなくても十分に魅力的な演技のできるスケーターですが、4回転時代の到来に合わせるだけでなく、今ではその4回転時代を牽引する選手の一人として次々と4回転ジャンプをマスターし、失敗するリスクを覚悟でプログラムに投入してくる宇野選手の底知れない可能性には感服しています。
今後も選手としてどこまで伸びていくかまったく読めず、目が離せません。
個人的にいちばん好きなプログラムは
2015-2016シーズンの
ショートプログラムだった「Legends」
です。
滑るのはとても難しい曲に感じましたが、宇野選手の独特の魅力を引き出す選曲で癖になってしまい、競技を見るのがとても楽しみでした。
ぜひ金メダルを!宇野昌磨選手に期待すること
プレスカンファレンスやアイスショーで眠そうにしていたり、
次に自分が出場する大会の場所を間違えたり、
とてもマイペースな宇野選手ですが、周囲の状況に振り回されることなく自分を貫ける彼であれば、プレッシャーに押し潰されることなくこれからも一定以上のレベルを保った演技を見せ続けてくれるのではないかと思います。
羽生結弦選手と宇野昌磨選手という世界のツートップと言ってもいいほどのスケーターが二人とも日本から出てきた今、男子フィギュアスケートを観戦するのは最高に面白い時だと言えるのではないでしょうか。
これからの宇野選手の活躍に期待せずにはいられません。
まずは平昌オリンピックで最高の演技ができることを願いつつ、田中刑事選手や羽生結弦選手とオリンピックという舞台を楽しんできて欲しいなと思います。
応援しています!