新横浜スケートリンクで行われているアイスショー「ドリームオンアイス」にて、フリーの新プログラム演技を見せてくれました。
今回は、まず衣装に度肝を抜かれましたが、渾身の演技で、
これまでの羽生結弦を破ろう、超えようとする思いがひしひしと伝わってきます。
2015-2016新プログラム 選曲
「こう来たか！！」2015-2015シーズンフリーの曲は、映画「陰陽師」から「SEIMEI」を選びましたね。
陰陽師（おんみょうじ）？？
でも、和顔の羽生結弦君にぴったりではありませんか？
羽生結弦君の阿部晴明もなかなかのものだと思います。
そのまま、公家の着物来て、頭にびよーんってやつかぶったら、映画に出れそう。
イメージぴったりのうえ、これまでのイメージとは１８０度異なりますから、新羽生結弦を見せるには最高の選曲ではないですか？
2015-2016新プログラム 衣装
見て、おったまげました！これまでの、てらてらして、羽生結弦君の線の細さを生かした衣装から一転、和の着物をイメージしたぶ厚めの衣装。
陰陽師の世界ってやつですかね。
曲にや演技に合わせて衣装をデザインするのはわかるのですが、見ていると、最初は違和感がありありで。。。
ところが、見ているうちに日本人でめっちゃ和顔の羽生結弦君、もうすでに板についているような感覚になってきました。
これまでとは違うというだけで、新しい羽生結弦を引きだすことに、すでに成功している、と思うのは私だけですか？
このブログに衣装の写真がたくさん載ってます（ありがとう！）→ http://blog.goo.ne.jp/kosumo70
2015-2016新プログラム 演技内容
振り付けを考えたのは、シェイリーン・ボーンさん。2014-2015シーズンのフリーの振り付けもこの方がやっています。
羽生結弦君とシェイリーン・ボーンさんは、プログラムを作る際に、 能・狂言などの日本の古典芸能を勉強したそうです。
そして、「和」をテーマに、羽生結弦君だけができる演技を目指してプログラムが作られたようです。
その証拠に、羽生結弦君
「ここまで和のプログラムを出せるのって、今の日本男子では僕しかいない。僕だからできる繊細さや和の力強さがある」※スポニチアネックスより引用
と自信満々です。
プログラムの構成的には、
演技構成は冒頭にサルコー、トーループ、後半にはトーループのコンビネーションを取り入れ、４回転を計３回跳ぶ予定だ。※サンケイスポーツより引用
ということで、後半にも４回転を跳ぶ、体力的にも厳しい内容です。
ステップも、和を取り入れた力強いものになっているので、滑り込んで体力・技術ともに磨き上げていくのではないでしょうか。
2015-2016プログラム 動画は。。。
新しいプログラムの動画があったのですが、今朝アップされたものはほとんど削除されてまして。。。（違法でアップしちゃダメなんですよね）
しばらくたってから、YoutubeやDailymotionで検索すると出てくるかもしれませんので試してみてくださいね。
以上、羽生結弦君の2015-2016新プログラムについてまとめてみました。
オーサーコーチは、選手のいいところを引き出すタイプのコーチだそうですが、やっぱり目の付け所がするどいし、斬新。
日本では気づきませんが、世界で日本文化に対する興味はそうとう高いです。
いまで言えばアニメ、コスプレ、ゲームっていうのが世界での日本文化ですが、一昔前は富士山、着物、芸者でしたし、今でも、この古い日本の文化に興味のある人は大勢います。
世界で活躍する日本選手が、和で攻めてくると、えー、結局自国文化でアピールするしか残ってないの？って思うこともあるけれど、それは日本国内での話で、世界のフィギュアスケートファンからすると、日本人の日本っぽい演技って魅力的だろうと思います。
また、審査員の先生方からしても芸術点で評価が上がるのではないかと、勝手に想像します。
そして、羽生結弦選手の場合、普通では技術も表現力も高すぎて、世間をあっと言わせるような、また審査員の先生方に驚くほどの成長を見せるというのは難しかったと思います。
そこで、世界の人にもわかる、魅力的な「和」のテーマを持ってきたのは、結構ありなんじゃないかな、と思いました。
結構、しびれますよ。
テレビで早く見ることができるといいな。
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