錦織、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーなど、今年の夏に開催される2016リオオリンピックでの男子テニスはまだ出場選手の顔ぶれがわかりませんが、仮にランキングトップのプロ選手が揃って出場するとしてその見どころはどうでしょうか。
リオオリンピックテニス 男子シングルス見どころは?錦織・ジョコ・マリーなど
リオオリンピックテニス 男子テニスの見どころ
リオオリンピックに選ばれる選手は、世界ランキングをもとに選ばれますので、普段のツアー参加者と変わりありません。ナダル、フェデラー、ジョコビッチ、マリー、ワウリンカ、錦織圭・・・
そこで、今回は参加する選手というよりは、オリンピックならではの見どころをまとめてみます。
今回のリオオリンピックのテニス競技は参加して勝ち進んだとしてもそれを通常のATPツアーポイントに加算することは出来ません。
そしてグランドスラム大会での優勝者には賞金が日本円で約2億円近くも支払われますが、オリンピックでは金メダル以外に賞金は出ません。
そしてグランドスラム大会の一つである全米オープンがオリンピックの直後に行われるので、プロテニス選手ならばどちらを優先するのかと考えると、それは当然に全米オープンだと思います。
オリンピックはポイントは付かない、賞金は貰えない、大事な全米オープン前
なので体力は温存しておきたいと考えるからです。
あとはトッププロ選手がどれほどオリンピックでのテニス競技に勝つことに価値を見出しているのかと言うことです。
だからリオオリンピックでの見どころと言うと、そうしたいつものグランドスラム大会とは全く趣が違うトップ同士の試合が観られるかも知れないと言うことでしょうか。
錦織圭とジョコビッチはリオオリンピックで再び対戦を迎えるだろうか?
先日のローマ大会で錦織圭はもう少しのところでジョコビッチを破ることが出来たのに、王者ジョコビッチにほんのちょっとつけ入る隙を与えてしまったことで逆転されてしまいした。リオオリンピックではぜひその雪辱を世界の晴れ舞台で叶えて欲しいので、そこがやはりリオオリンピックテニスの最大の見どころではないでしようか。
しかし、その一方でジョコビッチは今年の全仏オープンで優勝しましたので、キャリアグランドスラムという偉業を成し遂げました。
さらにリオオリンピックテニスでも金メダル獲得となると、キャリアゴールデンスラムの達成です。
今のジョコピッチの他の追随を許さぬ勢いからするとそれは現実として少しも困難なことに思えません。
そのジョコビッチのキャリアゴールデンスラムが関わってくると、それも大きな見どころとなりますね。
ナダル、フェデラーのリオオリンピックはどうなのか?
フェデラー今年の全仏オープンを欠場してしまいました。恐らくウィンブルドンにすべてを注ぎこんで今年は絶対にチャンピオンの座を取り戻すという気合を感じます。
ただフェデラーはすでにキャリアグランドスラムは達成していますがゴールデンスラムは未だ成し遂げていません。
だからフェデラーとしてはリオオリンピックで金メダルを取るのがおそらくキャリアゴールデンスラム達成の最後のチャンスと考えて良いので、その悲願がどうなるかは見どころの一つです。
ナダルですが、彼はスペインという母国をとても大切に思う愛国心の強い選手です。
だから彼はリオオリンピックに出場して国の名誉をかけて戦うという点では、いつも以上の気合が入ったプレーが見どころになるのではと期待しています。
ただ、ナダルの場合はジョコビッチとフェデラーが実現できていないキャリアゴールデンスラムをすでに達成済みなので、そのモチベーションがどうなのなかな?
というところです。
いずれにしろリオオリンピックテニスの見どころはたくさんありますから、今年の夏が今からとても楽しみです。