もうそろそろ、錦織圭選手の参加や他の選手の参加が決まってきますが、さて2016年のリオオリンピックのテニス、出場資格はどうなっているんでしょうか?
リオオリンピックテニスの出場資格
リオオリンピックテニス シングルスの出場資格
2016年の夏に開催される予定のリオオリンピックですが、そのテニス種目への出場資格はまずシングルスについてみてみましょう。リオオリンピックテニスの出場選手総数は男女ともそれぞれ64名と定められています。
その選考方法は2016年6月6日付の男子はATP世界ランキング、女子はWTA世界ランキングに基づいて決定されます。
男女ともにそれぞれ世界ランキングで上位56位以内の選手が出場できるとされていて、同じ国からは男女あわせて4名までという制限が設けられています。
そして2013年以降の世界国別対抗戦、つまり男子ですとデビスカップ、女子はフェドカップに2年以上の出場経験を持つもの。
さらにそのうちの1年は直近の2015年もしくは2016年の参加でなくてはならないとされています。
この選考基準によらないで出場することが出来る特別枠が8名分あります。
それはITF(国際テニス連盟)の推薦枠が6名で、残りの2名はIOC(国際オリンピック委員会)によって選出されるとなっています。
リオオリンピックテニス ダブルスの選考基準
ダブルスの選考方法は、出場できる選手は男女それぞれで32名となっています。選考基準となる世界ランキングは男女とも上位24位となっており、同じ国からは2ペアまでの出場制限となっています。
ダブルスでも国際テニス連盟による特別枠の選出が8枠あり、それは出場国のバランスなどを配慮して選ばれるようです。
日本代表に入りそうな選手は誰なのか?
さて、注目のリオオリンピックテニスに出場できる日本代表選手になれそうなのは誰でしょうか?まず2016年6月6日付の世界ランキングで上位56位以内という条件をクリアできる可能性が高いのは誰か、を考えればそれがわかります。
男子から見てみると現在、世界ランキング6位という輝かしいポジションにいる錦織圭選手です。
彼はデビスカップにも2013年以降で2年以上の参加と、そのうちの昨年2015年の参加という条件もクリアしています。
錦織圭選手がリオオリンピックテニスの出場資格を得られるのは確実です。
それでは女子はどうでしょうか?
現在の日本人女子テニス選手で世界ランキングが上位56位以内というのは38位の土居美咲選手だけです。
そして世界国別対抗戦のフェドカップには錦織圭選手と同じく2013年から2年以上の参加と直近2015年参加という基準を満たしています。
それでリオオリンピックテニスの出場資格を土居美咲選手が獲得することもほぼ確実でしょう。
あとはこの二人がミックスダブルスにもペアを組んで出場してくれるとリオオリンピックテニス観戦の楽しみは倍増しますが、その可能性については未知数でわかりません。でもぜひ実現してくれると良いですね。